もし、
コーヒーにまつわる本を1冊だけおすすめするとしたら?
と聞かれたら、
ぼくは迷わず、この本を挙げます。
『コーヒー「こつ」の科学』は、
初心者から上級者まで、
どの段階で読んでも必ず発見がある一冊。
初版は2008年。
けっして新しい本ではありませんが、
ここに書かれている内容の多くは、
いま読んでも十分に通用する知識ばかりです。
本書はQ&A方式で書かれており、
「気になるところだけ拾い読みできる」のも大きな魅力。
コーヒーを淹れていて、
ふと浮かんだ疑問に、
そのまま答えてくれるような構成になっています。
世の中には、
もっともらしいけれど根拠があいまいな
コーヒーの「常識」や「蘊蓄」がたくさんあります。
この本では、
そうした疑問や通説に対して、
科学の視点から、わかりやすく、軽快に切り込んでいく。
読んでいて、
「あ、そういうことだったのか」と
腑に落ちる瞬間が何度も訪れます。
著者は、
大手コーヒー生豆商社 石光商事 の社長であり、
コーヒー研究者・石脇智広博士。
現場と研究、
両方を知る立場だからこそ書ける内容が
多いのもこの本ならでは。
何度読み返しても、
その時の自分のレベルに応じて
新しい「こつ」が見えてくる。
コーヒーを
これから始めたい人にも、
すでに深く楽しんでいる人にも、
長く手元に置いてほしい一冊です。
<コーヒー「こつ」の科学>
価 格:1,980円
著 者:石脇智広
ページ:188ページ
発行所 : 柴田書店
発売日 : 2008/9/10